ポキカ思考の断片(確定サーチ編)
CLで予選を抜けようと思うと、9-1か8-2が求められる。
10戦して2敗以内に収めようとすると、事故で負ける試合はせいぜい1敗以内に留めなければならないだろう。後半どうしても集中力が落ちてきてプレミに起因する負けだったり、相手が1ターン目から100%以上の動きをして轢き殺される試合もあるだろう。これらはある種仕方のないものであり、デッキ構築の段階から考慮するのは放棄すべきであり、また別の機会に考えたい。
ならばデッキ構築の段階で求められることは、事故で負ける試合をできるだけ減らすことである。
とすると、以下の2点がデッキコンセプトとして挙げられる。
①確定サーチできるサポートカード(ここでは主にブルーの探索をメインに考える)を主軸にしたデッキ。
②エネルギーの枚数を抑え、初期ハンドやハンドリフレッシュ後にエネルギーを大量に手札に抱えることにならないデッキ。
まずは一つ目から。
現環境でブルーの探索を主軸にできるデッキはタッグチームやvmaxが主な選択肢であろう。これらは特性を持たないものが多く相性が良いからである。
タッグチームでは、レシリザ、ガブギラ、フェロマッシ、オロヨノ、アデパ。
vmaxでは、ゴリランダー、インテレオン、モルペコ、カビゴン。
あたりはデッキの主軸になれるカードパワーはあるだろう。
また、他の確定サーチといえば、マグカルゴ+ドローポケモン(チラチーノ、ゼブライカ、ヤレユータン)のコンボ、サポートではデンジとメイが想起される。
そして二つ目。
エネルギーの総数を少なくすれば事故りにくいであろうという考え。
これは現環境では非常に難しく、タッグチームは追加gx技を使おうとすると、エネルギーが大量に求められる。また、ピカゼクやアデパなど技によってデッキからエネルギーをつけるポケモンはどうしてもエネルギーの枚数は多くなってしまう。
少ないエネルギーで勝ち切ろうとするデッキに求められることは
①アルティメットレイ、溶接工、サイコリチャージなど、大量にエネルギーをつけるのではなく、エネルギー加速にそれほどリソースを割かないデッキであること。
②エネルギー加速を放棄するので、1体エネルギーのついたポケモンがきぜつするだけでこちらの被害は甚大なものになる。そのため、主軸にするポケモンが簡単に倒されない要素がある点。
①に関しては、カウンターゲインやサンダーマウンテン◇など実質的なエネルギーカードの採用や、コケコ◇やデンヂムシなどのコスパの良いエネ加速カードを数枚のみ採用するなどが挙げられる。
②は、例えばピッピ人形を盾にする、単純にHPが高く1発では沈まない、「ワザのダメージや効果を受けない」をなんらかの方法で付与するなどが考えられる。
これらを鑑みて、いくつかのアーキタイプを考えてみる。
1.インテレオンマージドガス
色々穴はあるけど30秒で考えた叩き台なので勘弁してほしい。
単純にインテレオンのカードパワーが高いところが良い。ダイバレットで160-60を与えられ、ハイドロスナイプも1エネ技としては破格の性能である。そしてHPが320と高いところが良い。
弱いところはベンチバリアに極端に弱いところ、雷弱点のところである。
前者はカードプールにベンチバリアを無効化できるカードが存在しないのでどうしようもない。後者はウィークガードエネルギーを入れることで解決するかと思われたが、カードプールに特殊エネルギーをサーチするカードがグズマ&ハラしかないのでかなり厳しい。自然にグズマ&ハラおよびタッグコールが入るデッキではない。
今回のサンプルデッキのコンセプトはホミカドガスとダイバレットでジラーチ取れるじゃん? というところから。悪くないギミックだとは思うがエアプなのでどれほど決まるかわからない。あくまでサンプルの一つとして。
2.モルペコドール
Twitterにあった知り合いの写真をそのままレシピにしたもの。
これは確定サーチカードとしてブルーではなくデンジとメイを採用している。特にデンジが強く、一回クイックボールやしんかのおこうをサーチしてマグカルゴやゼブライカ、ヤレユータンが立てばあとは問題なくまわるだろう。
そして、マグカルゴのじならしとゼブライカのはやがけ、あるいはヤレユータンのさるぢえで中盤以降はあらゆるカードが確定サーチできる。ブルーの探索ではないものの、マグカルゴ+ヤレユータン(ゼブライカ)の形が強いデッキである。
3.ガブギラマージ
まじで適当に組んだので許してくださいなんでもはしません。
強い点はタッグチームを使い分けられるところ。ミツミに弱点をつけるゲンミミ、電気に弱点をつけるマシャカイを相手に応じて使い分けられるのは強い。あと、打点をバフすることが難しいカードプールなので格闘道場がおそらく強いのと、環境にフェアリーがいないので弱点をつかれないこと。
弱い点はHPが低いこと。270はこの環境では物足りないと言わざるを得ない。大きなおまもりを持たせるとくろおびが持てなくなる致命的な欠陥がある。
4. ブルーレシリザ
レシピは適当にTwitterから拾ってきたもの。
エネルギーの枚数が多いものの、フレアスターターと火打石でデッキを圧縮する能力が高いので候補に入れてみた。
長所はなんと言っても300点が出るところ。他のデッキにはない魅力である。また、タッグコールが採用できるので、水デッキと当たることを想定してグズマ&ハラとウィークガードエネルギーを自然に採用できる。
弱点は溶接工に頼っているところだろうか。これと言って大きな欠点は見受けられないものの、溶接工頼りなのはやや不安に感じる。後1フレアスターターを確実に決めたい。
ということで今回は確定サーチカード(ブルーの探索)絡みのデッキについて思考を書いていった。
また書くかも。
以上。