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剣盾ストーリーが結構面白かったので長文感想

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クリアしました。旅パはこんな感じ。

今回は剣盾のストーリーをベタ褒めする記事。

 

 

剣盾の何が良かったって、

・キャラクター

・細かい演出

ポケモンバトルの競技化

・野生ポケモン

だと思うんですよね。

 

まずはキャラクター。

ホップもマリィもビートもライバル達がみんな良かったっすね。

先に剣盾を終わらせた世のオタクくん達が「マリィちゃんかわいい! ブヒブヒ」しか言わんから、ホップとビートはポケカのテキストしか知らないレベルだったんすけど、実際プレイしてみたらめちゃくちゃ良いキャラじゃないすか。

 

ホップくんはチャンピオンの弟という設定もさることながら、途中パーティを変えまくってるのが、ポケモンを対戦ゲームとして見てる「俺ら」に通ずるところを感じてしまいました。

俺らもたくさんタマゴ孵して育てて、それでダメだったらまたタマゴ孵して育てて……ってやりますけど、ホップくんはそれを旅の中でたくさんポケモン捕まえてパーティから外して……ってやってるんすよね。途中ウールーが外れた時はマジかと思いましたが、それが良い味出してますよね。俺らも自分の実力不足に悩んで好きなポケモンをパーティから解雇することとかよくあるしね😅

ORASのミツルくんはクリア後にタマゴを必死こいて孵してる様子が目撃されたりと、「ガチ廃人化wwww」みたいな感じでネタにされることが多かったと思います。ていうか、製作陣もネタにするつもりだったんでしょう。

けど、ホップくんは旅の中で悩みを抱えながら自然とそれをやってるので、より主人公と切磋琢磨してる感に繋がったんじゃないかなと思います。

「チャンピオンの弟であるが故の悩み」と、「最強のパーティを探して試行錯誤するという"俺ら感"」の掛け算が大変良かったです。

最終的にはちゃんと自分の道も見つけられたしね。万歳。

 

 

ビート、お前もめちゃいいよ。

最初は噛ませかな? と思いましたけど、まさかのジムチャレンジ追放、からのフェアリー堕ち(って巷では言われてて笑った)して目にハイライトが入る。最高ですやん……

壁画ぶっ壊した時は流石にマジかと思いましたけど……(一応史学科卒なので😅)

ローズに拾ってもらうまではずっと1人だったってこともあり、自分で自分を肯定するしかなかったのか最初はナルシスト気味でしたけど、最後になるともう立派なライバルキャラ。

「無理を通したんだから俺たちは勝つしかない!」みたいなセリフありましたよね。あれ良かったっすね。あと後述しますけど、負けた後の「負けたけどフェアリータイプの良さは見せられたかな」(だっけ?)ってセリフと清々しい表情も好きです。

僕はポケモンで1番好きな男キャラはギーマさんなんですけど、それに匹敵するぐらい良いキャラだと思いました。ギーマさんは予め完成された人格として登場してきますが、ビートは人格が形成されてくのが見ててほんとに良かったです。

 

キャラはこの2人が特に響きました。

 

 

 

お次は細かい演出っすね。主にキャラの仕草や表情とかになるんですけど、対戦中のキャラのセリフだったり、負けた後の表情なんかが細かく作られてるなあって感じました。

表情で言うと、主人公の表情が豊かだったのがとてもgoodでした。ムゲンダイナ戦の揺れるシーンとか主人公の表情やモーション含めとても良かったと思います。サンムーンの主人公は能面だったんで、前作の悪かったところを見事改善って感じですね。

 

 

 

あと、お次は設定の話になるんですけど、今回はジムチャレンジっていう形で大々的に「ポケモン対戦が競技である」ということを作品の中でちゃんと設定として明示してたのが、各キャラクターが本気でバトルしてる感に繋がったんじゃないかなと思ってます。

観客やファンも大勢いて、チャンピオンは大衆の前にスターとして存在している。結構現実のスポーツのような感覚だと思うんですよね。ユニフォームとかも着てデカいスタジアムでバトルしてるし。

その競技感を出したのが僕はとてもよかったと思います。

 

今までの作品ってジム巡りに挑戦するトレーナーって主人公とライバルくらいしか描写されなかったと思うんですけど、今回はその他にもたくさんチャレンジする人がいるんだよというのがわかったので、より主人公やライバルたちのポケモンバトルの才覚や熱意を感じる描写がより際立ったのかなと。

「カブさんに勝てなくてやめてくチャレンジャーが多い」とか「ここまで残ったのは10人もいないのか」とか、色々主人公たちが高みに上り詰めてくセリフがあったのが良かったですね。

その高みで主人公たちは最高のバトルを演じる。うーんアツい。

 

 

最後はゲームシステム。主に僕は野生ポケモンのレベル感が素晴らしいと思いました。

従来の作品って、結構最初に捕まえたポケモンを終盤まで育ててクリア! みたいな流れが多かったと思うんですよ。これは野生ポケモンのレベルが低くて、育てたポケモンをボックスに入れてまでわざわざ野生を捕まえて育てるメリットが薄かったためだと思ってます。

例えばダイパだと僕の周りはみんな御三家、ムクホークレントラー、秘伝要員@2みたいな。割と殿堂入りするパーティが似通ってたんですよね。

今回は野生ポケモンのレベルが軒並み高く設定されているかつ、ワイルドエリアを作って色んな野生ポケモンを登場させています。これによって、中盤以降も即戦力が野生ポケモンを捕まえるだけで得られるので、バシバシ旅パを入れ替えられると思うんですよ。こうすることによって、旅パが十人十色になりますよね。

ポケモンシリーズが作品を重ねるごとにポケモンは増えてきていますし、それだけユーザーの推しのポケモンも多岐に渡るということになります。その際にユーザーの好きなポケモンが野生で高レベルで出てきた方がすぐにジムバトルで活躍させることができて、ユーザーエクスペリエンスを向上させるのではないかなと、思いました!

 

また、これは野生ポケモンの話ではないですが、秘伝マシンの廃止もユーザーの旅パの自由度を向上させていますよね。昔はビーダルとかマッスグマとかトラピウスとかをパーティに入れないとロクに進めない箇所とかありましたし。

 

 

 

 

てな感じでスマホで2500字も書いたら疲れたわ!

今回はここまでです。ありがとうございました🍆